信号のない島を、
ただ気持ちよく走るために。
島をぐるり一周すると、ちょうどハーフマラソン。
朝は川沿いの桜並木、昼は木陰、夜は灯りの下。走り終えたら温泉と、島の魚。
車は港のまわりだけ。島の道はぜんぶランナーとサイクリストのもの。距離表示は500mおき、給水は2kmおき。迷わない、渇かない、止まらない。それだけを考えて作られた島です。
島じゅうの道に、木彫りの距離ポストが立っています。時計を見なくても、いま自分がどこにいるかがわかる。ペース感覚が自然と身につきます。
湧き水と、塩、それから氷。冷蔵庫の中身は無料です。屋根と椅子もあるので、雨宿りにも、ただ海を眺めるためにも使えます。
キロ5分から7分まで、島のペーサーが毎朝スタート地点にいます。「今日はゆっくり」と言えば、本当にゆっくり走ってくれます。ひとりで走りたい日は、そう言えばOK。
港をスタート地点に、短い順に3本。どのコースも最後は港に戻ってくるので、迷子になりません。
| コース | 距離 | 獲得標高 | 路面 | 目安タイム | こんな日に |
|---|---|---|---|---|---|
| ビーチ | 5.0 km | 12 m | 砂まじりの遊歩道 | 25〜35分 | 到着日のほぐし、休養日のジョグ |
| 岬 | 12.0 km | 145 m | 舗装+林道 | 60〜80分 | ペース走、坂の練習 |
| 島一周 | 21.1 km | 310 m | 舗装メイン | 1時間50分〜2時間30分 | 週末のロング走、記録会 |
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きついのは13km地点の風走峠だけ。そこを越えれば、あとはゴールまでずっと下りと平坦です。
起きて、走って、食べて、寝る。それ以外は何もしなくていい日を、ここでは正しい過ごし方と呼びます。
港の時計台の下に、走りたい人が自然と集まります。今日のペースを声に出して、そのまま海沿いへ。日の出は6km地点の東屋で見るのがいちばんきれいです。
島の食堂で、焼き魚とごはんと味噌汁。そのあと源泉かけ流しの温泉へ。走ったあとの足に、ここのぬるめの湯がよく効きます。
ハンモック、読書、昼寝。島には予定を入れる場所がありません。回復も練習のうち、というのがここの考え方です。
いちばん涼しくて、いちばん景色がいい時間。5kmのビーチコースを、話しながら走れるペースで。
その日に獲れた魚が並ぶ食堂で、みんなでごはん。「どこで足が終わったか」の話だけで、なぜか2時間もちます。
街灯がないので、寝転ぶと空が近い。明日も走るために、今日はここまで。
夏のあいだ、島じゅうの道に灯りがともります。走る日ではなく、歩く日。ゆっくり見て回って、明日の朝にそなえる夜です。
3食・温泉・コース利用・給水はすべて込み。追加でかかるのは、お土産の塩くらいです。
1日2便、朝と夕方に出ています。船を降りたら、そこがもうスタート地点です。
ランニングシューズだけ持ってきてください。あとは島にあります。